ぴょんすのくせに

ぴょんすのくせに、色々しゃべります。

正論に価値はない。体験に価値がある。

正論に価値はない。

体験に価値がある。

 

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最近はそんなことを考えている。

少しまとめることとする。

 

 

 

1.人間は、合理的ではない。

 

「楽しもうとする気持ちが大切」

「早寝早起きの習慣を付けよう」

「時間管理は大事」

「積極的な姿勢が大事だと学んだ」

「浮気って最低だよね」

「組織に属してるのに仕事しないのは最低」

「ポジティブに生きよう」

「就活は早く始めたほうがいいよ」

「コツコツと努力することが大事」

 

 

なるほどその通りである。

特に新社会人は研修で上記の内容を

痛いほど耳にしたのではないか。

 

 

しかし考えて欲しい。

なぜこんなにも巷でありふれた正論が、

社会で機能していないではないか。

 

 

人は皆、夜更かしや二度寝をしてしまう。

週刊誌は浮気の情報でにぎわっている。

ネガティブな人も少なくはないだろう。

 

 

勿論、それが正しくないのは分かっている。

それでも正しくはあれないのである。

人間とは、そんな生き物だ。

 

 

ここでの結論は、

口だけの正論は無意味ということだ。

 

特に幼少期勉強しなかった親が

子どもに対して勉強を強制すること程、

無意味な営みはないと思っている。

(無意味どころか悪影響かもしれない)

 

 

2.行動しろという正論

 

まあこれまでのような話は

よくある話である。

 

そして上記の現状を踏まえて、

決まって耳にする言葉が、

 

「行動しろ」

 

である。最もその通りである。

 

 

 

寝そべりながら正論を述べるよりも

行動を起こすほうが10倍難しい。

 

 

口だけでチームの大切さを説くよりも、

チームのために行動する方が価値がある。

 

 

子どもに「勉強しなさい」解くよりも、

やる気を上げるための言葉がけを

行うほうが価値がある。

 

 

何より、浮気を批判する人の多くが、

魅力的な異性2人と好意的な関係になって、

健全な関係を保つことができるだろうか。

 

 

つまり正論を知るだけでなく、

行動しなければ意味がないということだ。

 

毎回自己啓発セミナーに行って、

「デキる社会人になるための方法」

を知るだけでは何も変わらないのである。

 

 

、、、とここまではよくある話だ。

しかし、もう少し考えてみよう。

 

 

「正論を知るだけでなく行動しろ」

 

これもまた、正論なのである。

正しいが、人はそんな簡単に動けない。

 

 

という訳で、ここからが本題だ。

 

 

3.人はなぜ変われないのか

 

私はこれまで、

・小学生と関わるボランティア

・中高生対象の個別塾講師

・大学生の就活支援

と人の成長に携わる活動をしてきたが、

必ずしもぶつかる壁があった。

 

それは、正しいことを言っても、

全く伝わらないということである。

 

 

 

あくまで私の自論だが、

・誰もが学ぶことで人生が豊かになる

・人は誰もが変わることができる

・生活習慣は非常に大切だ

ということを考えている。

 

 

しかしながら、

(一先ず正しいか否かは置いておき)

それをそのまま生徒に言っても、

伝わるわけがないのである。

 

 

 

そしてこの主たる原因こそが、

 

 

人間の脳が、

不変の原則を踏まえた合理的な判断でなく、

本人の経験を踏まえた合理的な判断を行う

構造だからである。

 

 

難しい話をしてしまったので、

かみ砕いて説明する。

 

例として、

異性を愛することについて考えてみよう。

 

 

気のせいかもしれないが私の周りは、

 

モテる人ほど、異性に関心があり、

モテない人ほど、異性に関心がない。

 

ここで仮にモテる人=容姿が良いと

雑な仮定を付けるとすると。

 

 

生まれつき容姿のいい人は、

異性を愛する能力が高い

ということになる。

 

 

そんなことはないだろう。

 

正しくは、

 

 

生まれつき容姿のいい人は、

異性からのアプローチを受けやすく、

異性の魅力的な面を多く見るために、

異性を愛する能力が高い

 

ということであろう。

 

 

ここで一般論に戻すと、

異性を好きになるという感性は、

原則に基づいて生まれたものではなく、

経験から構築されたということになる。

 

 

「私って人を好きにならないんだよね」

のように自分の個性のように話すことも、

経験から価値観が養成されたに過ぎない。

 

 

これをまた具体論に落とし込むと、

 

困難にうろたえてしまう人は、

困難を越えた先の喜びを知らない人。

 

学ぶことに関心を持てないのは、

学びの先に広がる世界を知らない人。

 

浮気を批判する人は、

実際にそういう現場を経験していない人。

 

が多いということです。

 

そしてまとめると、

 

学びの楽しさを知らない生徒に

学びが楽しいという正論を伝えても、

心が動くわけがないということです。

 

 

浮気も同じ。

 

私のような浮気の権利がない人間が、

浮気を批判したところで、

当人の葛藤や欲望を知らないので、

根本的に解決できるわけがありません。

 

 

人はそう簡単に変われないのです。

 

 

4.心を動かす人であれ

 

ともあれ私は人の感情と成長が大好きだ。

生意気ながら影響を与える存在でありたい。

 

 

そこで人が変わる原則を模索していた際に、

たどり着いた解が

 

「心が動く体験をデザインする」

 

ということである。

 

 

ネガティブで自分に自信がない人は、

毎日楽しくない生活を送っていても、

そもそも変わるために行動しない。

 

 

脳に人は変われないという価値観が

確立されているからである。

(そうすることで行動しない自分を

正当化し自我を保っているのである)

 

 

仮に自己啓発セミナーを受けたとしても、

心が付いていかず、行動しないのだ。

 

 

しかしこのような人が、

何らかの環境に属することで行動し、

成功体験を積み認められる経験を

すると脳がアップデートされるのである。

 

 

行動→結果×→自信↘→行動しない

という負のループが

環境の影響で行動→結果○→自信↗→行動

 

と、外部要因を受けて

負のループを抜け出すのである。

 

 

あいにくこういう性格なので、

失礼ながら他人の過去をよく深堀するが、

数十人の話から分かったことは、

 

生まれつきの感性はあまり関係なく、

経験の積み重ねで価値観が醸成されている

 

という当たり前の事実だ。

 

 

人に愛されず人間不信だった人も、

人に愛される経験が続くことで、

徐々に人を信頼できる人になるのである。

 

 

結論、人を変えるためには、

 

外部から本人が想定さえもしなかった

感情体験を作り出す。

 

ことが大事で、

 

一般的な原則をそのまま伝えることなど

無意味だということだ。

 

 

 

ホリエモン

「教育は洗脳だ」

と仰せるのは大いに頷ける。

 

 

だとしても、人が気づけなかった幸せを、

一次的な洗脳によって気付けるのならば、

それは価値のあることだと思う。

 

 

教育に携わる者はこの事実に目を向けて、

本質的な価値を追求しなくてはならない。

 

 

 

自分に価値がないと思い込んでいる人が、

自分の価値を実感して豊かな人生を送れる。

 

 

まだまだ未熟ながら、

私の達成したい1つの目標である。

 

 

そしてネガティブだった私の今があるのは、

私の価値観を外部からアップデートした

多くの人の力添えのおかげであるから、

その方々への感謝は尽きないのである。

 

 

私が過剰に褒める人はそのような人だ。

 

 

そんな人の心を動かすことができる人が

多く属している組織は異常に強い。

 

一方で、どんなに賢くて論理が正しくても、

それだけで組織は回らない。

完璧なスケジュールを予算を組んでも、

人はそんな簡単に動かないからだ。

 

 

AIで仕事が代替される世の中でも、

この能力はそう簡単に代替されない。

 

私はそう考えている。

 

~~~まとめ~~~

①人にいい影響を与えたい人へ

正論を言わず、心を動かす方法を考える。

 

②価値観をアップデートしたい人へ

意思を持つのではなく、環境を変える。

*環境のせいにし過ぎてもダメだが

 

③本記事内容への反論がある方へ

コメント楽しみにしています!

 

 

本日もありがとうございました!!!