ぴょんすのくせに

ぴょんすのくせに、色々しゃべります。

『こといづ』対談で感じたこと

こといづってそもそもなんだろう?

高木さんって誰だろう?

でも塩谷さんがおっしゃるには、

 

「日本に、この人がいて、本当に良かった」

と心から思う人。

 

とのことらしい。これはキニナル!

ということでオシャレカフェに足を運ぶ。

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見るからにそれっぽい雰囲気の外観である。

 

僕の席は立ち見だった。

立ち見じゃないと人数が収まらない。

そんな狭い隠れ家のような空間だった。

 

10分遅れで塩谷さんと高木さん登場。

そこから約1時間半のトークと10分の演奏。

 

最初はよく分からず首をかしげていたが、

終わってみればエモな時間を過ごしていた

 

そして思うことがあったので、

ブログとしてまとめることとする。

 

 

 

1.違和感はいつでも自分の脳の中で

お二方には本当に申し訳ないが、

率直に開始10分の感想を述べるとすると、

「結論は何だろう?何を伝えたいのだろう?」

そんな気持ちでいっぱいだった。

 

webで見ていたらとっくに飽きてただろう。

そんなことを頭の中で回想していた。

 

塩谷さんのツッコミ上手いなあ。

ファシリテーションスキル高いなあ。

 

あいにく答えを探すのが好きな性分である。

頭の中が分析モードになっていた(笑)

 

 

そんな分析モードの僕は次の仮説を立てる。

 

きっと、高木さん、忖度をしていない。

目の前の相手に伝えるための話じゃない。

自分の感じたありのままを話している。

 

塩谷さん語録

「泥付きの大根」と「激落ちくん」

がとてもとても響く。

 

 

僕たちは、社会的評価の中に生きている。

 

高学歴が良しとされたら受験戦争が起こる。

自分を表現するためにinsta映えを狙う。

コピーライティングたる一般論が流行る。

 

例え、尖った個性があったとしても、

「激落ちくん」で丸められるのである。

 

マーケティングも同様である。

売上最大化のために、「激落ちくん」の要領で、

無駄をそぎ落とし、最適化を図るのである。

 

 

そんなことを考えていた時、腑に落ちた。

 

 

だから「泥付きの大根」が心を動かすのか。

塩谷さんが「うわああああああああああ」

ってなるのかと。

 

 

僕たちは整備された情報に慣れ過ぎている。

 

 

だから冒頭、目的のない話に違和感を感じた。

何かしらの答えを求めて話を聞いていた。

ビジネス市場ではそれが求められるからだ。

 

 

違和感は僕の脳内の偏見だったようだ。

知らぬ知らぬの内に固定概念に侵されていた。

 

 

新卒がエレベーターのボタンを押さないと、

ついイラっとしてしまう。

そのような固定概念に支配されたくはない。

 

 

そんなことに気付けただけでも、

池袋まで足を運んだ甲斐があったと思った。

 

 

そして、クオリティよりもリアリティ。

それが人の心を動かす。を体感できた。

 

 

2.邪気と邪気の勝負の世界で

コンクリート上でギラギラしている人ってね。

邪気と邪気が勝負してるみたいですよ。

 
この言葉に共感しかなかった。

山奥との対比でコンクリートを選ぶセンス。

さすが塩谷さんだなあ。

 

これだと思ってメモを取る。

「今、邪気と邪気がってメモしてますよね笑」

40人の前ですかさずツッコミを頂いた。

 

 

この言葉が響いた理由は、僕の2面性にある。

 

仕事は好きだし、たぶん得意な方である。

でもそんな界隈に集まる人ほど、

「邪気と邪気で勝負してる」人が多い。

 

その空気感が僕はどうも合わないのである。

就活のグルディスでそんな人を見ると、

「はいはいどうぞどうぞ主張してくださいな」

的な感情が芽生え、一歩引いてしまう。

 

なんだかんだ仕事に注力してるのも、

自分の不安感を拭い去るためにしか過ぎない。

 

理想は、自然の中で隠居したいのだ。

現実は、都会のど真ん中でもがいてたりする。

 

そんなこんなで仕事に熱中していると、

頭の中がビジネス脳になっていく。

 

休日も仕事のことばかり考えるし、

足りない知識を埋める勉強もする。

次第に成果が目的と化す。

 

今日はそんな脳がリセットされた気がした。

自分が良いと思うものを良いという。

自分の感じた感情にウソをつかない。

 

邪気と邪気の勝負の中で流されそうになる。

でも、僕は自分の軸を見失いたくはない。

 

 

 

3.脳をアップデートし続けて

 自分の軸を見失わない。

そのためにも、様々な感情を大切にしたい。

 

旅に出て、その土地特有の空気を感じる。

本を読んで、誰かの人生を追体験する。

街を走って、自分自身心と対話する。

 

脳が固定概念にさらされないように、

色んな刺激を与えていきたい。

 

この対談の初っ端で感じた違和感のように。

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↑高木さんのサイン、可愛い。

 

塩谷さん、初めての出会いは下北沢。

邪気のなさが、僕の思考とマッチする。

ひたすらエモな感情に襲われた。

 

だから今日の参加も迷わず決意。

自己啓発が刺さらない僕にとっての、

ロールモデルの1人なのである。

 

fin