ぴょんすのくせに

ぴょんすのくせに、色々しゃべります。

酒、食事、インスタ映えだけが旅じゃない(後編)

酒、食事、インスタ映えだけが旅じゃない。

 

 

 

 

1.旅が与えてくれる脳の健康

 

1-1.大塚的健康の話-飛ばしていいよ

 

最悪健康なら他なんとでもなるっしょ。

僕はそう考えている。

 

そもそも人類はなぜここまで生き残ったのか。

それは遺伝子レベルで成長欲求が高いから。

 

豊かになりたい。認められたい。

そんな強い生存本能で地球を発展させてきた。

 

元々は成長したい生き物なのである。

だがそれを脅かすのが健康だ。

 

眠い、体調が悪い、辛い、怖い。

そうして体と心の健康が害されると、

途端に成長しなくていい言い訳を始めだす。

本当は、成長したいはずなのに。

 

 

病んでいた人が心身ともに復活すると、

きっかけがなくても急に頑張るようになる。

よくある話である。

 

だから僕は健康主義者なのである。

 

 

大塚が勝手に考えている3大健康。

 

①体の健康

②心の健康

③脳の健康

 

これらを手にするために動く。

 

毎日23時寝6時を守り、

MCTオイル入りバターコーヒー飲み、

コンビニには手を付けず、

定期的にランと筋トレを挟む。

 

高校時代から人の心理に興味を持ち、

自己分析とメタ認知を行い続けた結果、

レジリエンスだけは強いと自負している。

 

 

そんなこんなで、そこそこ健康。

やる気がなくても習慣で仕事くらいできる。

 


でも、これは自慢じゃない。自虐である。

 

恥ずかしながら、脳の健康を失った僕は、

目標のために淡々と働く機械と化していた。

(11月中旬ごろの話)

 

そう、僕の脳はモチベーションを失っていた。

(関係者各位誇張しすぎてますので安心を)

 

このまま淡々としていても仕方ないな。

そんな無風な日々に危機感を感じて、

僕は再び旅に出ることにした。

 

 

1-2.脳の健康を取り戻せ

そんな論理的判断を下した脳は、

この3日間、本当に喜んでいた。

 

 

脳「空気がきれい!!!」

脳「人の優しさ素敵!!!」

脳「日本って広い!!!」

脳「地球って平和!!!」

脳「人生って面白い!!!」

 

beforeを見てみよう

 

脳「数値を上げるためにはここを攻めよう」

脳「今月の読書ノルマ10冊な」

脳「ここに投資したらリターン来るな」

金融商品ではありません)

 

このありさまである。

 

beforeのような思考が悪い訳じゃない。

でもあくまで戦略は手段に過ぎない。

 

本当に達成したい目的が存在して、

初めて真価を発揮するものである。

 

そして、この脳の健康。

維持し続けるのは非常に難しい。

 

誰しも最初はwill(意志)を持っている。

でもwillを達成するための手段に追われ、

いつの間にかwillを失っていく。

 

人間の脳は脆いものなので、

誰しもこの通りだと思っている。

 

絶対○○します!!!!!

その言葉を置き捨ててから数か月、

覇気を失った顔をしている人を、

数人とも言わずたくさん見てきた。

 

体と心の健康が保たれている内はいいが、

willを失い機械のように働いていると、

だんだんと心が弱っていき、

ひいては体まで弱っていく。

 

だからこそ、旅に出る必要がある。

 

日常では味わえない感情を噛みしめて、

腐った脳を刺激する必要があるのだ。

 

きっと新たな感情に出会うことで、

脳からいくつものwillが生まれてくる。

 

それが、旅の1番の価値だと思う。

 

 

 

2.旅の続き

 

だから僕にとっての旅とは、

「腐った脳を新たな感情で刺激する機会」

であれば旅行じゃなくてもよいのだ。

 

ということで、最近感じたことを共有。

 

 

前田塾5周年party(2018.12/8)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

知らない人向け

一言でいえばビジネスを学ぶコミュニティ

金融とかExcelとか学んでました

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

イベントの案内が来た。

 

登壇者一覧

リクルート藤原さん

・DMM亀山さん

・ONECAREER北野さん

・じげん平尾さん

・yahooアカデミア伊藤さん

etc

 

うわー、行きたくねえ(笑)

どうせ差を実感して死にたくなるだけじゃん。

 

行きたくないので、即チケット購入。

 

この「行きたくなさ」って大切で、まさに

「腐った脳を新たな感情で刺激する機会」

なのかなあと機械モードの脳が認知した。

 

 

で、結論、やはり死にたくなった。

登壇者が別格過ぎて自分がゴミのようだった。

 

でも人間の生存本能って面白いもので、

僕が「ゴミじゃない」言い訳を探すんです。

だってつらいんだもの。

 

 

ということで、必死に言い訳を考える。

ヤリタイコトたるものを考えてみる。

 

 

北野さん「憤りがあるならそれは志」 

中学校僕「普通じゃなくてつらい」

高校僕 「普通じゃなくてもええやん」

大学僕 「そもそも普通ってなんだよ」

 ↓

個性が共存する環境が好き!

みたいな理想は見えてきた。

 

しかし現実は難しい。

そんな簡単に個性は共存し得ない。

 

個性を殺さず自由に生きようとしても、

力がないと社会的に生き残れないからだ。

 

好きでもない受験勉強や就活に追われる日々。

周りに認められるために忖度する日々。

 

 

そんな環境で僕が見出したやりがいが、

「そこそこ優秀な僕が神様と人間を結ぼう」

 

いわゆる登壇者はビジネス界では神様だ。

いや、ビジネスに留まらず社会貢献度も高い。

日本を背負ってくださる方々だ。感謝。

 

 

でも、神様は、強すぎる。

「成功するためには○○だ」

「これからの時代こうした方がいい」

「好きを仕事にして生きようぜ」

 

 

むずい、、、凡人のなせる技じゃない。

というか多くの人はそんな向上心がない。

(そもそも好きが金になる時点で運がいい) 

 

「僕、私には無理だ」と察し、

幼少期の向上心は消え失せてしまっている。

 

冷静に考えてみると、

好きを仕事にしてマネタイズの難易度が高い。

そもそも好きを見つける段階で難易度が高い。

 

ホリエモンにはすぐ論破されそうだが、

事実として、正しいとできるは別だ。

 

高すぎる理想と現実のギャップを見て、

誰もが心の健康のために思考をやめるのだ。

 

 

神さま「日本をよりよくしたい」

一般人「成長したかったけど)どうでもいい」

 

 

なんとかえんさーとかいう神様が頑張るほど、

不安になり、自信を失い、脳の健康を失う。 

 

 

人間みんな楽しみたいし、認められたい。

人間みんな人に喜んでもらったら嬉しい。

 

 

同じ目的を持って地球に生まれてきたのに、

現実は資本主義の配下で争ってしまう。

 

 

そんな現実を冷静に認識した僕の答えが、

「そこそこ優秀な僕が神様と普通を結ぼう」

 

互いの理想と現実の境の溝みたいなものを、

少しずつ埋めていくことができたらなと思う。

 

自分を含む多くの人の脳が健康であるために、

メディアやコミュニティを通して何かしたい。

 

 

 

  

100㎞徒歩の旅納会(2018.12/9)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

知らない人向け

小学生と100㎞歩く大学時代所属してた団体

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

気付けば「旅」と付く団体に所属していた。

あまり語ることもないので、この機会に。

 

 

この団体はやる気のなかった大3の僕に、

衝撃的な体験をもたらした。

 

感情が論理を超えてくるのだ。

 

 

よく分からんけどなんか楽しいし、

感動して泣くという経験もするし、

何より組織の一体感がすごい。

 

 

感情も論理で考える心理学との僕には、

到底理解しえない世界観であった。

 

 

人間関係は利害関係で成り立っている。

リーダーはカリスマ性と戦略性が必要。

効率的で生産性の高い人は偉い。

 

 

こんな価値観は全てたやすく破壊された。

 

特に大学3年時に会ったリーダーが印象的で、

こんなにも人で組織は変わるのかと驚いた。

 

対等、余白、誠実、先陣、感謝、

これが人を動かすのだと感じて以降、

そんなリーダー像を描くようになった。

ビジネス本より圧倒的に強い原体験だ。 

 

そんな団体の納会にOBとして初参加。

また面白い体験をしてしまった。

 

 

言語化諦めましたごめんなさい)

とにかく、会場の一体感がすごかったのだ。

卒業生も後輩も感動で多くの人が泣いている。

 

 

何より僕が感じたことは、

 

僕がどんなにマネジメントの勉強をして、

僕がどんなに心理学の勉強をして、

僕がどんなに脳を24時間働かせ続けて、

僕がどんなに組織のために動いたとしても、

 

こんな雰囲気の良い組織は作れる気がしない。

 

 

でも人生で1度は自分の手で作り上げてみたい。

一匹狼な僕もこの味を知ると組織に興味が沸く。

 

自分の手で、とか偉そうなことを言っている

今の僕には遥かに遠い理想なのかもしれないが。

 

 

3.旅を終えて

 

意図的に下北沢と渋谷を離れた12月。

 

 

全ての旅に共通したのは、

普段出会えない感情に遭遇したことだ。

 

 

腐りかけた脳も少しばかりは豊かになった。

 

想いは、日常に戻ると必ず、冷めていくもの。

今後も定期的に脳をリセットしようと思う。

 

 

そして、旅に出るのはいくらか資本を使う。

 

金と仕事の余裕がないと旅行には行けない。

心の余裕がないと外部イベントには行けない。

 

それだからこそ、

 

蓄えた脳のエネルギーを使って資本を溜める。

↓↑

溜めた資本を使て脳のエネルギーを溜める。

 

この循環を繰り返して脳を豊かにするのだ。

 

f:id:piyell1941:20181213212740j:plain
 

 

不確定要素の高すぎる21世紀の地球の上で、

自分の脳を豊かにしていくことのみが、

周りに左右されず人生を豊かにするコツ。

 

そう考えている。