ぴょんすのくせに

ぴょんすのくせに、色々しゃべります。

走るということが教えてくれたこと。

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*4年前の箱根観戦。服部選手と村山選手。

 

95回の箱根駅伝が先日終わった。

贔屓の東海大の優勝という最高の結末。

 

これは書かずには入れらない。

ということで、走ることについて語ってみる。

 

 

僕は”走る”ことが好きだ。

 

2008年箱根駅伝の虜になって以来、

数々の大会を観戦し、魅了されてきた。

 

体力テストでDが付くほどの運動音痴だが、

フルマラソンに出る程度には走りにハマった。

 

 

そんなこともあり陸上部でもない僕だけど、

 

「ただ走るの見てて何が楽しいの?」

「ランニングって疲れるだけでしょMなの?」

 

みたいな話をもらうようになった。

 

「疲れた後に飲むビール最高でしょ、同じよ」

 

そんな薄っぺらい回答で済ませていたが、

短時間では語り尽くせない魅力があると思っている。

 

 

そんな2019年の箱根駅伝が教えてくれたこと。

 

 

今諦める勇気

 

について語る。

 

 

*完全に個人の見解であります。

 箱根ファンの方を不快にさせたらすみません。

 

1.今諦める勇気

2区ー湯澤くんvs梶谷くん

 

梶谷くん58:44(青山学院大学

湯澤くん59:06(東海大学

前哨戦である全日本大学駅伝アンカー8区

梶谷くんは優勝のゴールテープを切った。

 

梶谷くんは3度目の箱根駅伝

湯澤くんは4年生にして初の箱根駅伝

2人は箱根のエース区間2区で再戦。

力のある東洋大を追う状況でスタート。

 

*スタート図

 東洋大(先頭)ー6秒ー梶谷くんー2秒ー湯澤くん

 

梶谷くん68:30(青学大

湯澤くん68:04(東海大

今度は湯澤君がリベンジを果たしたのだ。

 

何が起こったのか。

 

梶谷くんは焦っていた。

「6秒先の東洋大を追わなくては」

 

最初の5kmで突っ込むが追い付かない。

2秒後ろでスタートした湯澤くんの風よけに。

「利用されたくないがペースも落とせない」

 

精神的に消耗した梶谷くんは後半失速。

 

一方、東海大は2区がこれまで鬼門だった。

2017青学67:56東海69:33(-97)

2018青学67:15東海68:55(-100)

ここ2年は青学に100秒後塵を拝していた。

 

湯澤くんも力はあれど、4年生で初の箱根。

「力は劣っている。持てる力を100%出す」

 

焦らず梶谷くんをペースメーカーに利用。

監督者の声が聞こえないほどにレースに集中。

ラスト3kmでスパートし後続を引き離した。

 

持っている力以上は出せない。

自分の力を知り、今を諦める。

持てる力を100%出すことに集中する。

 

湯澤くんの強さが上回った。

 

 

4区ー岩見くんが嵌った悪循環

 

4区64:32区間15位。

青学の区間12位以下は実に5年ぶりだ。

 

しかも岩見くんはハーフで結果を残し、

原監督が満を持して起用した選手だ。

 

なぜこうなったのか。

 

相澤くん(東洋大 | 後に区間新記録を樹立)

という格上のランナーが後ろから追ってきた。

 

2㎞地点、並走中の相澤くんがペースアップ

 

少し付いていこうとしてみる。

明らかに、早すぎる。無理だ。

 

残りはまだ19km、推測でしかないが。

 

「これから何秒差を開けられるのだろう」

「もしかして調子悪いのかな」

「いや気にせずに自分のペースを刻もう」

 

岩見くんは初駅伝。1位を相澤くんに明け渡し、

「憧れの箱根を楽しく走る」

という感情が消え試練の19kmが待ち受ける。

 

結局この区間で3分36秒離された。

2者に3分36秒の力の差があったとは思えない。

 

・自分の走りに優勝がかかっている

・初の箱根でこの先何があるか分からない

・前を走る選手が明らかに自分より強い

 

誰しもこの状況では同じ心情になりうると思う。

勝ちたい!と思えば思うほど過酷な状況だ。

 

高すぎる目標設定(自分の理想の走り)が

100%のパフォーマンス発揮を阻害する。

 

原監督「4区を軽視していた」 の言葉の通り。

 

岩見くんの区間配置が異なれば、

今頃はヒーローになっていたかもしれない。

 

 

0区ー東海大の勝因

区間順位>

東海大 6-  8-7-  2-  2-2-2-1-2-3

青学大 3-10-1-15-13-1-1-2-1-2

 

区間賞(区間での順位が1位)

は青学が4つに対して、東海大は1つ。

でも3分以上の差を付けて東海大が勝った。

 

勝因は区間順位が表しているが、

東海大が全員100%の力を出したことに尽きる。

 

7区

小笹くん(東洋) 最初1km 2:41 記録63:45

阪口くん(東海) 最初1km 2:44 記録62:41

 

皮肉にも先頭を走っている小笹が早く入り、

結果阪口くんが好記録を出した。

 

飛ばさず、力を100%出し切り次につなぐ。

2019年度の東海大はこれが徹底されていた。

 

首位奪回も区間賞も8区で初めて。

それでも優勝できたのである。

 

大迫傑(マラソン日本記録保持者)「速さは記録だけなのかというと、そうではないと思っている。記録という部分は気象条件、ペースメーカー、他の選手の動きなど自分以外の要素、コントロールできないところが影響することが多い。それを考えても労力の無駄遣いだと思っているので、それよりは自分が強くあることに集中したい」

 

その通りだと思った。

外部要因に左右されず、強くあることに集中。

今できないことは諦めて、できることをやる。

 

今年も箱根駅伝から学ばせてもらった。

 

 

2.確率を上げる運ゲー

8区ーラッキーボーイ小松くん

東海大の首位奪回

区間新記録

東海大の総合優勝

によって小松くんは大会MVPに選ばれた。

 

 

初駅伝の小松くんは一夜にして有名人に。

人生も変わったはずだ。

 

そう、幸運にも。

 

・4秒差の2位でタスキをもらう

・向かい風の少ない絶好のコンディション

・前に東洋大の選手がいて風よけになった

東洋大の選手がいいペースで走っていた

東海大学が総合優勝した

 

これらが1つでも欠けていたら、

恐らく小松くんのMVPはなかっただろう。

 

小松くん以外にも3強(東海青学東洋)には、

同様のポテンシャルを持つ選手は複数いる。

ただ、今回脚光を浴びたのは小松くんだった。

 

先ほどの文脈で言えば、

今持てる力を全て発揮する。

その結果が好転するかは運次第。

ただ、その運は上げることはできる。

 

ということだ。

 

実は小松くんの8区起用が決まったのは4日前。

別の主力選手の怪我によって巡ってきたのだ。

 

エリート揃いの東海大にあって、

1度も駅伝に出れず過ごした3年間。

 

いつか箱根を走る日を夢見て、

コツコツ準備を重ねチャンスが回ってきた。

 

持っている力以上のものは出ない。

時に、いや、運の要素は非常に大きい。

 

それでも100%を尽くし続けることで、

いつかはチャンスが巡って開花する。

 

無名だった乃木坂推しが教えてくれた。

 

10区ー2位の鈴木くん笑顔でゴール

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5連覇を逃した青学のゴールは爽やかだった。

 

勝負は時の運。上手くいかないこともある。

ただ、現状持てる力は出し切った。

 

だから、笑顔でゴールしよう。胸を張ろう。

足りなかった分は、また次頑張ればいい。

 

戦犯探しが絶えない日本においてこの姿勢。

素晴らしいと思った。

 

ああすればよかった。

こうすればよかった。

なぜああしなかったのか。

 

色々と敗因はあるかもしれない。

ただ終わってみて分かったこともあったはず。

 

論理で過去の敗因を探っても、

必ず予測不能の未来はやってくる。

 

今回は運が微笑まなかった。

次回は確率を上げるべく頑張ろう。

 

僕たちはそれしかできないのだ。

それに集中するだけでよいのだ。

失敗に悲観する必要はないのだ。

 

順位では敗者の青山学院がそう教えてくれた。

 

だがしかし、

全力を尽くした青山学院は決して敗者でない。

 

 

0区ー運こそが最大のエンターテイメント

運で決まるって冷たくね?

 

ううん???

そんなことないぞ。

 

ソシャゲのガチャが100%当たったら?

野球でイレギュラーや風がなかったら?

努力すれば100%成功と分かっていたら? 

100%告白が成功すると分かっていたら?

 

少し想像してみて欲しい。

 

人は不確実な時にドーパミンが放出される。

人が運を好むのは変えることのできない運命だ。

 

だからゲームやギャンブルが流行るのだ。

 

運に対して、時に理不尽を感じるかもしれない。

ただ、その理不尽が力になった経験があるはず。

 

 

だから、運に逆らわず、ベストを尽くす。

その上で人生という運ゲーを楽しむ。

 

 

それだけだ。

 

成功しても調子に乗らない。

必ず運の要素が絡んでいるから。

 

失敗しても落ち込まない。

必ず運の要素が絡んでいるから。

 

運を上げる努力を怠ったことに対して、

後悔し、力に変え、また動けばいい。

 

 

 

↓↓↓↓↓おまけだよ↓↓↓↓↓

 

3.11区ー走る

感情がそんな走りに影響するの?

そんな疑問を持ったかもしれない。

 

結論、する。

心技体が一致しないと走れない。

箱根の後、15km走って、再認識した。

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*箱根2区の定点、家から7kmほど。

 

ランニングは本当に奥が深い。

 

「ああきついかも」

そう思った瞬間に本当にきつくなる

 

「あと1キロでゴールだやっと解放される」

そう思った瞬間に気が抜けてきつくなる

 

「、、、、、」

気を抜くと気付けばペースが落ちている

 

「足痛いかもしれない」

10km走ったころには忘れて痛みは消えている

 

「あれ楽しくなってきた」

なぜか急に楽になることがある

 

「前のランナーのペースで走ろう」

1人で走るより圧倒的に楽になる

 

「きついきついきついきついきつい」

そう感じた後10km普通に走れたりする

 

 

 

ランニングとはそういうスポーツだ。

 

 

肩甲骨を意識してフルマラソン

次の日は肩が筋肉痛になった

 

身体全体で無駄なく、足を残して走る。

解説者はフォームを見て好不調が分かる。

 

正直、僕は素人なので何も分からないが、

奥が深いということだけは間違いない。

 

 

・フルマラソンで脱水症状に。

・追い込み過ぎて肺気胸気味に。

・コンクリートダッシュで足底筋膜炎に。

 

たまにしか走らないのに張り切って走る僕が

やらかしてきた身体への代償である。

 

身体は正直だ。

 

元気が有り余ってる日は飛ばしたくなる。

120%の力を出そうとした次の日は疲労困憊。

怪我したり肺を痛めて結局逆効果。

 

記録のためには今できることをやるしかない。

淡々と距離を積み上げるしかない。

 

自分の体という己の資産の全てのレベルが、

タイムという結果に如実に反映される。

 

根性だけでも、量だけでも上手くいかない。

だから記録が出た時は面白い。

 

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まさに走ることの醍醐味である。

 

*偉そうなこと言いましたが、走るのは11~3月の週1程度ですし、走るのを語るのはおこがましいくらい記録も遅く、知識もありませんのでご了承ください。

 

 

負ける!ずらす!サボる!のすゝめ。

ここ改善した方がいいよ!

お前ノリ悪いなおい!

しっかりやってくれよ!

 

人生で幾度となくこんな事を言われてきた。

そのたびに適当にごまかしてきたけど。

一言だけ言い訳していいなら

 

 

いいと思ってやってるのだ。

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という訳で1度は書きたかったシリーズ。

僕の言い訳にお付き合いしてください。

 

 

 

1.負けるが勝ちはがちだった

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*SF下位5つの資質。ここで勝てるわけない。

1-1.勝ち過ぎた世界

考えてみて欲しい。ソフトバンクホークス143勝0敗。千葉ロッテマリーンズ0勝143敗。誰がプロ野球見るの?くそつまんなくないすか?考えてみて欲しい。全ての能力が自分より高い人と一緒にいる時間、冷静に差を実感して辛くないですか?

 

1-2.人を幸せにしたい人の皮肉

好きなことして生きてみんなに色んな可能性を知ってほしい!って言ってるハイスペでキラキラしている人と、寝ぶっちして単位落としたクソワロタwwwみたいな呟きしてる人、どっちが一緒にいて楽しいか?これは人によると思うが、僕が大学の時からTwitterで観察してた傾向だと後者が好かれている傾向があった。人は自分の存在意義を見出したい生き物だから、自分よりすごい人を見れば見るほど自信を失っていくことがあるし、自分より劣った人や同等だと感じる人を見ると安心する生き物だということ。

 

1-3.3勝7敗でちょうどいい

だから負けることは大切なんです。リーダーが完璧だったら部下は自分が活躍できないから楽しくないでしょう。コミュニティでも自分のキャラが立たなかったら楽しくないでしょう。僕は確かに面白い話をする力に関しては大いに負けていると思うけど、逆にみんながみんな話が面白かったら1人1人が目立てなくなる。黙って笑ってるだけの人も必要なんです。だからここ改善した方がいいよ!って言われても(もちろん目的次第だけど)基本的に改善する気はないです。改善した方がいいよって優越感に浸れているのであれば、僕が負けた価値も少しはあったのではないでしょうか。昔は躍起になって勝ちにいってたけれど、それだとお互いのためにならないって気付いた最近です。

 

2.ずらすだけで結果が変わる

2-1.物事は時間軸と相対評価で決まる

小学生のうちに因数分解出来たらすごいって話題になるけど、中学生なら因数分解できても普通の中学生。逆に大学生で遊びまくってても普通だけど、社会人で遊びまくってたら珍しい。結論、世の中相対評価で決まっていて、時間軸も大きく影響する。当たり前だけど再確認。

 

2-2.敵は少ない方がいいに決まってる

そしたら敵がいない時に戦うのが1番楽じゃないですか。相対評価なんだから。受験勉強はみんな高3から始めるから、高1からやれば敵ナシ。誰も勉強興味ないから、当たり前だけど周りと差がついて、自信も付いて、その好循環で楽しくなる。結果、高3でそこまで頑張らなくてもそこそこの結果は出る。就活も、仕事も、そんな感じ。みんながやらないタイミングで頑張るのが1番楽。敵が少なすぎるから能力が低くてもそこそこは結果が残る。最近始めた朝活も同じ。残業してる人はたくさんいるけど、早起きして出社する人は全然いない。それだけで、なんとなく自己肯定感も上がるもの。

 

2-3.苦手なことは後回し

先ほどの「フライング先ずらし戦法」をする以上は、後ろにずらすものも必要になってくる。てことで、苦手なことは全部後回しでいいと思ってます。小中学生は運動神経市場は激戦。中学高校では受験市場は激戦。高校大学では遊び市場は激戦。社会人ではビジネス市場は激戦。でも逆に社会人で運動とか勉強してる人は少ないし、30代超えて遊んでる人も少ない。少ない=差が付く。だから学生時代に苦手だったことは、社会人になってから人目を気にせず楽しめばいい。今、昔苦手だった運動とか国語(記事書いたり本読んだり)とかを楽しめているからこそ、あの時あまり気にする必要なかったなと感じます。みんなが遊ぶ20代前半は遊ばない、その分みんなが仕事に追われそうな30代は遊んでやろうかと企んでいる最中です。

 

3.サボり方のが頑張り方より大切な件

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*サボりすぎた高校時代

3-1.世の中のことは大抵が無駄

1番分かりやすい例。「I like dogs.を否定形に書き換えなさい。→I don't like dogs.」何の疑いもなくこんな中学時代を過ごした人が99%だと思うのですが、冷静にこれクソ無駄じゃないですか。だって、ドリルに文を書く時間があったら、「アイドンライクドッグス」って呟けば終わりじゃないですか。目的は文法を理解することなのに、いつの間にかドリルを埋めることが目的になっている。こんな効率の問題もあれば、「結局2次関数学んだ意味なくね?」「大学の授業って意味あんの?」みたいな疑問は多くの人が感じてると思います。でも疑問を持ちながらも、流されてもいるという事実もあると思います。

 

3-2.サボっても地球は回る

~しなきゃいけないんです!って声をよく聞くけれど、それしなかったら本当にそんな大きな問題が起こるのか。特に宿題。僕は高校時代9割宿題出さなくて、たまに怒られたけど、何の問題もなかった。成績が下がったくらいだ。大学に入り急に出席取らないからサボるを覚えた大学生には身近な話題だと思うけど、サボっても何も問題ないですよね。

 

3-3.サボる勇気が常識を変える

高校まで真面目な人が大学ではサボる現象。これって、両方とも本質的にそこまで意味がある訳ないと感じながらも、周りがサボらないからサボらない高校と、周りがサボるからサボる大学の違い、つまり環境の違いで起きている現象です。でも大学でサボるは激戦だから目立たない。そして、大学でサボってた人は、就活になるとスーツを身にまとい、首を上下に揺らし、いい子を演じる。そしてみんながサボらないから真面目に社会人になって、不満を抱えながらもサボらずに仕事をこなす。だから僕は社会人になってもなおサボる勇気を持てる人が強いと思ってます。今度はサボる人が少ないから。でも、社会人になっても高校とか大学みたいな無駄を感じることってあると思うんですよね。そこできっちりサボって、本来時間を使うべきところに時間を使う。結局、1日に使える時間は限られているのだから、「何をやらないか」をきっちり決めないと、いつまで経っても忙しさからは解放されないと思います。

 

結論

無理せず、サボっていこう。

サボるのって罪悪感ない?

負けを受け入れれば罪悪感消える

苦手はサボって誰かに勝ってもらおう

その代わり得意はずらして活躍しよう

時間や結果の貯金を作っていこう

サボったりずらした分は後で回収

酒、食事、インスタ映えだけが旅じゃない(後編)

酒、食事、インスタ映えだけが旅じゃない。

 

 

 

 

1.旅が与えてくれる脳の健康

 

1-1.大塚的健康の話-飛ばしていいよ

 

最悪健康なら他なんとでもなるっしょ。

僕はそう考えている。

 

そもそも人類はなぜここまで生き残ったのか。

それは遺伝子レベルで成長欲求が高いから。

 

豊かになりたい。認められたい。

そんな強い生存本能で地球を発展させてきた。

 

元々は成長したい生き物なのである。

だがそれを脅かすのが健康だ。

 

眠い、体調が悪い、辛い、怖い。

そうして体と心の健康が害されると、

途端に成長しなくていい言い訳を始めだす。

本当は、成長したいはずなのに。

 

 

病んでいた人が心身ともに復活すると、

きっかけがなくても急に頑張るようになる。

よくある話である。

 

だから僕は健康主義者なのである。

 

 

大塚が勝手に考えている3大健康。

 

①体の健康

②心の健康

③脳の健康

 

これらを手にするために動く。

 

毎日23時寝6時を守り、

MCTオイル入りバターコーヒー飲み、

コンビニには手を付けず、

定期的にランと筋トレを挟む。

 

高校時代から人の心理に興味を持ち、

自己分析とメタ認知を行い続けた結果、

レジリエンスだけは強いと自負している。

 

 

そんなこんなで、そこそこ健康。

やる気がなくても習慣で仕事くらいできる。

 


でも、これは自慢じゃない。自虐である。

 

恥ずかしながら、脳の健康を失った僕は、

目標のために淡々と働く機械と化していた。

(11月中旬ごろの話)

 

そう、僕の脳はモチベーションを失っていた。

(関係者各位誇張しすぎてますので安心を)

 

このまま淡々としていても仕方ないな。

そんな無風な日々に危機感を感じて、

僕は再び旅に出ることにした。

 

 

1-2.脳の健康を取り戻せ

そんな論理的判断を下した脳は、

この3日間、本当に喜んでいた。

 

 

脳「空気がきれい!!!」

脳「人の優しさ素敵!!!」

脳「日本って広い!!!」

脳「地球って平和!!!」

脳「人生って面白い!!!」

 

beforeを見てみよう

 

脳「数値を上げるためにはここを攻めよう」

脳「今月の読書ノルマ10冊な」

脳「ここに投資したらリターン来るな」

金融商品ではありません)

 

このありさまである。

 

beforeのような思考が悪い訳じゃない。

でもあくまで戦略は手段に過ぎない。

 

本当に達成したい目的が存在して、

初めて真価を発揮するものである。

 

そして、この脳の健康。

維持し続けるのは非常に難しい。

 

誰しも最初はwill(意志)を持っている。

でもwillを達成するための手段に追われ、

いつの間にかwillを失っていく。

 

人間の脳は脆いものなので、

誰しもこの通りだと思っている。

 

絶対○○します!!!!!

その言葉を置き捨ててから数か月、

覇気を失った顔をしている人を、

数人とも言わずたくさん見てきた。

 

体と心の健康が保たれている内はいいが、

willを失い機械のように働いていると、

だんだんと心が弱っていき、

ひいては体まで弱っていく。

 

だからこそ、旅に出る必要がある。

 

日常では味わえない感情を噛みしめて、

腐った脳を刺激する必要があるのだ。

 

きっと新たな感情に出会うことで、

脳からいくつものwillが生まれてくる。

 

それが、旅の1番の価値だと思う。

 

 

 

2.旅の続き

 

だから僕にとっての旅とは、

「腐った脳を新たな感情で刺激する機会」

であれば旅行じゃなくてもよいのだ。

 

ということで、最近感じたことを共有。

 

 

前田塾5周年party(2018.12/8)

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知らない人向け

一言でいえばビジネスを学ぶコミュニティ

金融とかExcelとか学んでました

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イベントの案内が来た。

 

登壇者一覧

リクルート藤原さん

・DMM亀山さん

・ONECAREER北野さん

・じげん平尾さん

・yahooアカデミア伊藤さん

etc

 

うわー、行きたくねえ(笑)

どうせ差を実感して死にたくなるだけじゃん。

 

行きたくないので、即チケット購入。

 

この「行きたくなさ」って大切で、まさに

「腐った脳を新たな感情で刺激する機会」

なのかなあと機械モードの脳が認知した。

 

 

で、結論、やはり死にたくなった。

登壇者が別格過ぎて自分がゴミのようだった。

 

でも人間の生存本能って面白いもので、

僕が「ゴミじゃない」言い訳を探すんです。

だってつらいんだもの。

 

 

ということで、必死に言い訳を考える。

ヤリタイコトたるものを考えてみる。

 

 

北野さん「憤りがあるならそれは志」 

中学校僕「普通じゃなくてつらい」

高校僕 「普通じゃなくてもええやん」

大学僕 「そもそも普通ってなんだよ」

 ↓

個性が共存する環境が好き!

みたいな理想は見えてきた。

 

しかし現実は難しい。

そんな簡単に個性は共存し得ない。

 

個性を殺さず自由に生きようとしても、

力がないと社会的に生き残れないからだ。

 

好きでもない受験勉強や就活に追われる日々。

周りに認められるために忖度する日々。

 

 

そんな環境で僕が見出したやりがいが、

「そこそこ優秀な僕が神様と人間を結ぼう」

 

いわゆる登壇者はビジネス界では神様だ。

いや、ビジネスに留まらず社会貢献度も高い。

日本を背負ってくださる方々だ。感謝。

 

 

でも、神様は、強すぎる。

「成功するためには○○だ」

「これからの時代こうした方がいい」

「好きを仕事にして生きようぜ」

 

 

むずい、、、凡人のなせる技じゃない。

というか多くの人はそんな向上心がない。

(そもそも好きが金になる時点で運がいい) 

 

「僕、私には無理だ」と察し、

幼少期の向上心は消え失せてしまっている。

 

冷静に考えてみると、

好きを仕事にしてマネタイズの難易度が高い。

そもそも好きを見つける段階で難易度が高い。

 

ホリエモンにはすぐ論破されそうだが、

事実として、正しいとできるは別だ。

 

高すぎる理想と現実のギャップを見て、

誰もが心の健康のために思考をやめるのだ。

 

 

神さま「日本をよりよくしたい」

一般人「成長したかったけど)どうでもいい」

 

 

なんとかえんさーとかいう神様が頑張るほど、

不安になり、自信を失い、脳の健康を失う。 

 

 

人間みんな楽しみたいし、認められたい。

人間みんな人に喜んでもらったら嬉しい。

 

 

同じ目的を持って地球に生まれてきたのに、

現実は資本主義の配下で争ってしまう。

 

 

そんな現実を冷静に認識した僕の答えが、

「そこそこ優秀な僕が神様と普通を結ぼう」

 

互いの理想と現実の境の溝みたいなものを、

少しずつ埋めていくことができたらなと思う。

 

自分を含む多くの人の脳が健康であるために、

メディアやコミュニティを通して何かしたい。

 

 

 

  

100㎞徒歩の旅納会(2018.12/9)

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知らない人向け

小学生と100㎞歩く大学時代所属してた団体

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気付けば「旅」と付く団体に所属していた。

あまり語ることもないので、この機会に。

 

 

この団体はやる気のなかった大3の僕に、

衝撃的な体験をもたらした。

 

感情が論理を超えてくるのだ。

 

 

よく分からんけどなんか楽しいし、

感動して泣くという経験もするし、

何より組織の一体感がすごい。

 

 

感情も論理で考える心理学との僕には、

到底理解しえない世界観であった。

 

 

人間関係は利害関係で成り立っている。

リーダーはカリスマ性と戦略性が必要。

効率的で生産性の高い人は偉い。

 

 

こんな価値観は全てたやすく破壊された。

 

特に大学3年時に会ったリーダーが印象的で、

こんなにも人で組織は変わるのかと驚いた。

 

対等、余白、誠実、先陣、感謝、

これが人を動かすのだと感じて以降、

そんなリーダー像を描くようになった。

ビジネス本より圧倒的に強い原体験だ。 

 

そんな団体の納会にOBとして初参加。

また面白い体験をしてしまった。

 

 

言語化諦めましたごめんなさい)

とにかく、会場の一体感がすごかったのだ。

卒業生も後輩も感動で多くの人が泣いている。

 

 

何より僕が感じたことは、

 

僕がどんなにマネジメントの勉強をして、

僕がどんなに心理学の勉強をして、

僕がどんなに脳を24時間働かせ続けて、

僕がどんなに組織のために動いたとしても、

 

こんな雰囲気の良い組織は作れる気がしない。

 

 

でも人生で1度は自分の手で作り上げてみたい。

一匹狼な僕もこの味を知ると組織に興味が沸く。

 

自分の手で、とか偉そうなことを言っている

今の僕には遥かに遠い理想なのかもしれないが。

 

 

3.旅を終えて

 

意図的に下北沢と渋谷を離れた12月。

 

 

全ての旅に共通したのは、

普段出会えない感情に遭遇したことだ。

 

 

腐りかけた脳も少しばかりは豊かになった。

 

想いは、日常に戻ると必ず、冷めていくもの。

今後も定期的に脳をリセットしようと思う。

 

 

そして、旅に出るのはいくらか資本を使う。

 

金と仕事の余裕がないと旅行には行けない。

心の余裕がないと外部イベントには行けない。

 

それだからこそ、

 

蓄えた脳のエネルギーを使って資本を溜める。

↓↑

溜めた資本を使て脳のエネルギーを溜める。

 

この循環を繰り返して脳を豊かにするのだ。

 

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不確定要素の高すぎる21世紀の地球の上で、

自分の脳を豊かにしていくことのみが、

周りに左右されず人生を豊かにするコツ。

 

そう考えている。

酒、食事、インスタ映えだけが旅じゃない(前編)

旅って素敵だなあ。

そんなことを感じた3日間。

 

前編は思い出をつらつらと。

後編は学びと決意を。

 

 

 

 

day1@金沢・和倉温泉

1.わくわくあるく21:30

渋谷から新宿歩いて向かう。だけなのに、興奮が止まらない。体中から高揚感があふれ出る。僕の脳は都会からの解放を欲していたんだな。それにしても歩くっていい。もし電車に乗ってたら、この感情は味わえなかったと思う。

2.ブランディングの科学のせいで21:40

旅行本を買うため本屋へ寄り道。ブランディングの科学のブランドへの愛着は差別化でなく、刷り込みで決まる、という衝撃なデータを除いた最近、「るるぶ」と「まっぷる」どっちを選ぶのか、僕の購買プロセスをメタ認知しようと思って、ちゃんと選んでみようと思ったら10分以上かかったよ。結論は直感。でも、今後またるるぶを買う気がする。本の内容が腹落ちした瞬間である。

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3.特別ってなんだよ22:30

俺、1人旅するんだぜ!ヒャッハー!と特別な興奮を味わいながらバスタ新宿に到着。でもそこには大量の人が。僕にとっての非日常もありふれた出来事なのだなあと。

 

4.旅行の往路は高速バスで決まりなの22:50

この前日にじわじわ湧き上がる感情を味わえるのは、出発が夜だからに尽きると思うのです。もちろん値段が1番だけど。

 

5.夜明けの不安感4:33

高速バスの休憩地。あの前夜の高ぶりはなんだったのかってくらい興奮が冷める。まあ朝だからなんだけど、出オチで実際はつまらなかったらと思うと少し不安になる。時間も金も投資しているのだから、その分の対価は得たいのです。大塚の脳、頑張れよ!

 

6.静かな夜明け7:30

金沢駅着。まだ町が眠っている。僕も眠っている。

 

7.旅行バイアスには騙されないぞ8:50

大粒の雨が降ってきた。ついでに寒い。傘買ったら2日間邪魔だ。そうだ、雨宿りしよう。カフェラテ360円に釣られ一休み。そして本を読む。そんなん下北沢でもできるじゃん。せっかく旅行に来たんだから。そんなバイアスに惑わされず、その場その場を最高の時間にするのです。はー、うっまかった!

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8.人は自分が考えている人になる9:30

ナポレオンヒル、思考は現実化するより。旅の時間は内省の時間。隙間隙間でゆっくり自分の脳と対話するのです。

 

9.にし茶屋街での一期一会10:30

西茶屋資料館たる場所で、金沢出身の小説家について載っていた。「風が吹いたり花が散ったり」という盲目のランナーについての小説が有名らしい。きっと、この時この場所に訪れなかったら一生読まなかった本。ランナーとして、読んでみよう。一期一会を大切にしよう。

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10.じゃがチーズ焼き880円11:30

普段、生きるために食事をとる僕だけど、この日はまさに食事のための食事といわんばかりの時間を味わう。旅の特別感、調理中の香り、歩いた疲れ、人のいない静けさ、なんかもう、食べる前から美味しいんですけど!!!ということで写真取り忘れマシター

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11.美術館、よく分からん12:30

美術館に寄った。以前、尾道で寄った美術館がとてもよかったし、山口周さんの本を読んだ僕は、「アートへの感性を鍛える」みたいな意識高い系になっていた。でも、ぶっちゃけ感情は動かなかった。まあこれが感じたことなのか。お偉いさんには程遠いかもしれない。 

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12.抹茶おばちゃん優しいナ14:30

ひがし茶屋街を散策中。また寒くなってきた。人気の少ない店に入ってみる。「つかれた?」「はい、金沢寒いですねえ。東京から来てるんです」「東京が温かいとき、うちは寒いのよお」流れる音楽も相まって、ほっこりする。抹茶、温まる。平和だなあ。「よいたびを、寒さには気を付けて~」おばちゃん、最後まで優しかった。

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13.すし、ウマ!あら汁、ウマ!15:30

特に汁物をこんなにもうまいと思ったのは初めてかもしれない。人の味覚って、食事じゃなくて、脳と体が決めるんだと思う。寒い、疲れた、旅行気分、そんな脳の認知が美味しいという感情を3倍増しで僕の心に伝えてくれている気がした。

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14.誰もいないこの空間がスキ16:30

 伝わるだろうか。

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15.音と光が別世界へ誘ってくれる17:15

ゆったりとしたテンポで流れる音楽、幻想的な光、少し肌寒い日空気、夕暮れの空、なんだか別の世界にいるみたい。

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16.人は流されるしかない生き物18:00

兼六園にて。あるルートを通るために100人以上が並んでいる。当然僕も並ぶ。20分くらい待つ。通る。いい景色。でも、その後も同じくらいいい景色がたくさんあった。特段、そこだけがすごいとも思わなかった。でもみんなが並んでたら並ぶしかないよね。まさにバンドワゴン効果だなあ。

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17.頑張れ!夢追い人!18:30

福島から歌手を目指して、路上ライブをしている少年がいた。全国を旅しながら歌っているらしい、普段なら足を止めることはないけど、電車まで少し時間があるので聞いてみた。テレビ出演も決まっているみたい。夢叶えてほしいな。

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18.ホストさん、めちゃいい人だ21:17

和倉温泉駅到着。ホストの方がわざわざ迎えに来てくれた。しかも温泉まで車で送ってくれた。人って温かいんだなあ。話を伺ってみると、どうやら、airbnb専業で稼いでるみたい。和倉温泉は競合が少なくて、確実に人が来てくれるから収益が安定していると話していた。こんな素敵な街でフリーで稼げたらどんだけ幸せか!

 

19.温泉で休む、、、はずだった21:30

重い荷物を背負って20kmくらい歩いた今日。なんならこの人のために前日もあるいて疲労を溜めておいたのだ。しかもこの肌寒さ、静けさ、夜のテンション、さあこい!温泉で最高に癒されるぞ!!!!!の意気込みはむなしく、僕の脳はずっと朝読んだナポレオンヒルについての回想を始めだす。止まらない。止まらないぞ。休まないじゃないか。思い返せば、配属されて5か月が経った、はっきり言って理想とは程遠い。やらない理由を作ったり、忖度したり、妥協したりしてたなあと。思考は現実化する。ならもっと妄想を深めてもいいんじゃないの?!成長に興味ないって自分に言い訳したこともあったけど、やっぱり僕は仕事が好きみたいだ。

 

20.平和な地球という空間の中で21:45

にしても、気持ちいい。なんて平和なんだ。なんてこの世は素晴らしいんだ。同時にふと空想する。こんな素敵な世の中で、どんな組織であれ、同じ志を持った仲間と同じ目標に向かって時を過ごせているだけで幸せじゃないか。なのになぜ、時に周りを気にしたり、時に争ったり、時に他人のせいにしてしまうのだろう。人と仕事をするのが得意じゃないなんて、なんてわがままなんだと思った。人に壁を作りがちな僕だけど、もう少し空間を作るために努力しようと思った。

 

21.熱々サウナで根性試し22:00

心が燃えてきたぞ、体も燃やしてやろう。ということでサウナに入る。あっつ!!!人生で経験するサウナの中で1番熱かった。熱すぎてこのままドアが開かなくなったら人生終わるんだなあなんて考えた。でも、5分は耐えると決めてしまった。決めたことはやる!終わった。頑張った。。。くたくただ、手は少ししびれを感じ、呼吸はやや荒れている。その後、10分以上、露天風呂の外で真冬の空気を浴びていたけど、寒いという感情を味わうことはなかった。1つ壁を越えた気がした。

 

22.カップ焼きそば食べたくなる23:00

最低限健康に気を付けているので、普段は食べないカップラーメンだけど、非日常空間での夜の時間は、この悪魔の食べ物を食べたくなる。美味しいなあ。ホストさんとも少し会話「どんな人が来るんですか?」「頭のいい人がよく来るよ、大学どこなの」「筑波大ってとこです」「ほらやっぱり!」人を喜ばせるのが上手いんだから。因みに部屋は3000円なのが申し分ないくらいな空間でした。坂の上の一軒家。

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23.明日の寝床が決まらない24:00

ミスった。自然に囲まれたおじいちゃんおばあちゃんの家でまったり過ごすつもりが、明日エアビーで安く泊まれるところが見つからない。妥協に妥協を重ねて1番安かった高岡のビジホに決定。前もって調べとけば良かったみたいな公開は意外としないタイプです。

 

day2@能登半島いろいろ・高岡

24.足湯が気持ちいい8:22

乾燥して冷えた足が喜んでいる。それに空気も美味しい。毎日なんでこんな美味しい空気を吸える権利をもって地球に生まれてきたのに、我々は満員電車に乗らなくてはいけないのだろう(反語)。僕が4km歩いて通勤する理由がこれですね。

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25.今日の予定、今から決めます9:00

レンタカーを借りた。行くところは決まってない。迷って買ったるるぶを見る。ナビに目的地を入れてみる。頭の中で大体の時間が計算されて、行き先が決まった。1人旅ならではの自由。

 

26.車の運転が怖い9:20

久しぶりすぎるのと、人が少なすぎるので、信号のない交差点で横から車がやってきただけで心臓がドキッとする。脳ってすごいな。一瞬にして、危険と認知し、体中に緊張を走らせているんだ。

27.能登半島の北の賑わい10:30

びっくりした、人が多い。どうやら朝市たるものをやっているらしい。魚の香りがいい。どこで買おう、よさげな店のおばちゃんにアイコンタクト。ほらきた!「1000円でこれ全部食べれるよ、買わないかい」「いやあそんな食えないっす」「じゃあ半分で500円でどうだい」「いんすか?ありがとうざいあす!」普段はコミュ障な僕も、忖度が必要なさそうな土地に降り立つと生き生きするらしい。ごちそうさまでした!

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28.アイスの需要と供給11:20

魚の塩が口の中を占拠するから甘いものが食べたいなあ。車の中直射日光で熱かったわ。そんな気持ちで休憩地に入ると、おねえさんが僕の顔を見て「アイスクリームおいしいよーねえいかが?」!!!!!財布から300円が消えた。昨日からそうだけど、食べ物の味は、そのものの美味しさじゃなくて、脳が決めるんだなあとつくづく実感。ああ美味しかった!

 

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29.ランナーズハイ11:50

予定も決まっていない旅だけど、1つだけ決めていたことがあって、それはどこかの大自然で走るということ。そのためにジャージとランシューまど持ってきた。そしてついにこの時が訪れたようだ。こんなところまで読んでいるコアな人はあまりいないだろうから晒すが、どれだけ楽しかったかは写真を見ればわかるだろう。次回の旅行は地方のハーフマラソンとセットにすると決めた。

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30.800円を取り戻せ14:00

車を運転していたら、辺鄙なところに美術館が。とりあえず行ってみる。値段は?800円。高い。でもここでいかなかったら一生行かないという事実が僕を揺さぶる。20分後、ああ、800円分は感動できなかったなあ。(ここから少しばかり思考にお付き合いください)にしてもよくこの場所で人も少なくて採算とれているなあ。働いている人もいるし、作品1つ1つが高そうだし、閉じる訳にはいかんのやろなあ。人おらんから800円に値上げしたんやろなあ。結局、旅行ノリで僕みたいな課金者が現れるわけだし。やっぱり、ストック型のビジネスはいいなあ。田舎の居酒屋で必死こいて声出して稼いだ800円と僕がノリで差し出した800円が同じだもんなあ。あ、てかノリってなに。そもそもなんで入ったんだよ。考えてみた。思い返すと、尾道の美術館が良かったからだ。何が心に刺さったのか考えてみると、田舎の子どもが書いたであろう都会人には味わえないノスタルジックな祭りの風景に心を打たれていた記憶がある。つまり僕はデザインや美しさに感動したのではなくて、作品のコンセプトに心を打たれていたのか。そうか、デザインそのものが物を伝える手段とはこのことか!時を同じくして、はあちゅうの旦那観察日記にハマっていたのも同じだと着想。もう少しイラストの練習をして、表現の幅を増やしたいと思った。ハイコノシコウデキタダケデモ800エンノカチアッタ!僕の思考回路はいつも割とこんな感じです。

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31.ビジホログイン気力ログアウト18:10

能登を出て、バスで富山の高岡に到着。ホテルのベッドにダイブ、、、、、あ、これ、やばい。。。完全に気力を失った。普通の市街地に来たことと、疲れも相まって、旅行気分が一気に消え失せたのである。せっかく旅行に来たんだから楽しまないと!そんな思いに駆られながら、1時間ぼーっとスマホを眺める。楽しまなきゃいけないなんて考えが常識に左右されている証拠だな。ようやく動き出せそうだ。

 

32.ラーメン中ジョッキ19:30

とりあえず歩くか。旅行気分とは程遠い心を抱え、近くにあったラーメン屋に。人生」2度目の1人酒を味わってみることに。ちょっとは気分が上がってきた。ちょっとは。ちょっとでいいんじゃない。気楽にいこ。

 

33.自由すぎても楽しくない21:00

結局、やることがないので、その後はホテルで過ごした。2日間、数少ない電車とバスの出発時間に合わせつつ、訪れたいスポットには全て訪れるべく計35kmも忙しく歩いていた時間は、楽しかったんだなあと思い返す。この感情とのキャッチボールが旅行の醍醐味だ。

 

day3@五箇山城端・富山

34.朝型な僕が珍しい朝食6:00

6時に起きる、体に染みついている。朝食が無料らしいなので、たらふく食べる。実は朝食を食べるのは非常に珍しい。

 

35.隙あらば散歩①7:20

バスの時間まで時間がある。何をしよう。ということで、散歩開始。もはやルーティンになっている。まだ空いていない観光名所に行って、写真だけを撮ってまた次の目的地へ向かう。

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36.寝落ちから学んだこと8:40

バスの中で「思考は現実化する」を読んでいたら寝落ちした。普段は、この時間誰よりも早く出社し、1日で1番高い集中力で勉強している時間帯だ。睡眠時間も同じ。それなのになぜ。心当たりは、バターコーヒーだ。毎朝、ココナッツオイル入りバターコーヒーをだけを飲み、食事はとらずに出社するのが僕のルーチンである。今日はその代りに朝ご飯をたらふく食べた。こんな些細な違いで、こんなにも変わるのかと実感。普段は集中力が高いのが当たり前だから気付かなかった。アタリマエはアタリマエじゃないのだと気付いたし、惰性で続けていたバターコーヒーの価値も再認識できた。

 

37.音楽と体験は結び付く9:00

バスの中で昔ながらの音楽が流れてきて目が覚めた。小学校の授業でなんとなく鑑賞させられそれっぽい感想を描いていたような曲だ。でも今回は違う、周りを見ると1面山に囲まれていて、曲の雰囲気にぴったりだ。それっぽい気分になる。音楽は体験あってこそなのだと感じた。

 

38.世界遺産の集落で9:30

世界遺産五箇山集落に訪れた。ありきたりだけど、日本は広いと肌で感じた。都会に生まれ、受験戦争に巻き込まれ、就活戦線に巻き込まれ、都内でマーケティングに打ち込んでいる僕にとって、分かってはいても、無意識のうちにそれが当たり前のことだと思い込んで物事を考える節がある。本来は、むしろ僕の方が少数派なはずのは分かっている。でも、分かっていると感じるのは違うんだなあとも思う。僕が目の前の数値で一喜一憂している瞬間にも、この集落の人たちは彼ら彼女らなりの楽しい人生を送っているのだと思うと、些細なことがちっぽけに思えてくる。これこそが旅の醍醐味だと思う。

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39.隙あらば散歩②10:30

電車が1時間に1本。暇だなあ、歩くか。

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40.隙あらば散歩③11:30

高岡→富山という普通にありそうな感じなのに、電車が30分以上先だ。都会の当たり前って当たり前じゃないんだなあ。よし、歩こう。紅葉見つけた!

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41.世界域きれいじゃないスタバ13:00

 富山環水公園の世界一きれいと呼ばれるスタバに行ってみた。でもなんか閑散としているし、曇り空だったり、平日であることも相まって、いまいちな感じだった。日によって景色が違うからこそ、旅行は面白いんだろうなあ。と実感。こんな日もあるだろう。

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42.冒険17:00

東京に戻ってきた。旅行を終え、この旅行記を書くためのPCを回収するために、オフィスに立ち寄った。、振り替え休日で休んでいた僕に対しての「休めた?」「いや、休んでないっす。冒険してきました」とっさにこんな言葉が出てきた。いやでも強ち間違いじゃない気がする。3日間で50㎞以上歩いて、脳との対話を重ねた3日間を表現するには、冒険という言葉がふさわしいのかもしれない。

 

後編に続く。

『こといづ』対談で感じたこと

こといづってそもそもなんだろう?

高木さんって誰だろう?

でも塩谷さんがおっしゃるには、

 

「日本に、この人がいて、本当に良かった」

と心から思う人。

 

とのことらしい。これはキニナル!

ということでオシャレカフェに足を運ぶ。

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見るからにそれっぽい雰囲気の外観である。

 

僕の席は立ち見だった。

立ち見じゃないと人数が収まらない。

そんな狭い隠れ家のような空間だった。

 

10分遅れで塩谷さんと高木さん登場。

そこから約1時間半のトークと10分の演奏。

 

最初はよく分からず首をかしげていたが、

終わってみればエモな時間を過ごしていた

 

そして思うことがあったので、

ブログとしてまとめることとする。

 

 

 

1.違和感はいつでも自分の脳の中で

お二方には本当に申し訳ないが、

率直に開始10分の感想を述べるとすると、

「結論は何だろう?何を伝えたいのだろう?」

そんな気持ちでいっぱいだった。

 

webで見ていたらとっくに飽きてただろう。

そんなことを頭の中で回想していた。

 

塩谷さんのツッコミ上手いなあ。

ファシリテーションスキル高いなあ。

 

あいにく答えを探すのが好きな性分である。

頭の中が分析モードになっていた(笑)

 

 

そんな分析モードの僕は次の仮説を立てる。

 

きっと、高木さん、忖度をしていない。

目の前の相手に伝えるための話じゃない。

自分の感じたありのままを話している。

 

塩谷さん語録

「泥付きの大根」と「激落ちくん」

がとてもとても響く。

 

 

僕たちは、社会的評価の中に生きている。

 

高学歴が良しとされたら受験戦争が起こる。

自分を表現するためにinsta映えを狙う。

コピーライティングたる一般論が流行る。

 

例え、尖った個性があったとしても、

「激落ちくん」で丸められるのである。

 

マーケティングも同様である。

売上最大化のために、「激落ちくん」の要領で、

無駄をそぎ落とし、最適化を図るのである。

 

 

そんなことを考えていた時、腑に落ちた。

 

 

だから「泥付きの大根」が心を動かすのか。

塩谷さんが「うわああああああああああ」

ってなるのかと。

 

 

僕たちは整備された情報に慣れ過ぎている。

 

 

だから冒頭、目的のない話に違和感を感じた。

何かしらの答えを求めて話を聞いていた。

ビジネス市場ではそれが求められるからだ。

 

 

違和感は僕の脳内の偏見だったようだ。

知らぬ知らぬの内に固定概念に侵されていた。

 

 

新卒がエレベーターのボタンを押さないと、

ついイラっとしてしまう。

そのような固定概念に支配されたくはない。

 

 

そんなことに気付けただけでも、

池袋まで足を運んだ甲斐があったと思った。

 

 

そして、クオリティよりもリアリティ。

それが人の心を動かす。を体感できた。

 

 

2.邪気と邪気の勝負の世界で

コンクリート上でギラギラしている人ってね。

邪気と邪気が勝負してるみたいですよ。

 
この言葉に共感しかなかった。

山奥との対比でコンクリートを選ぶセンス。

さすが塩谷さんだなあ。

 

これだと思ってメモを取る。

「今、邪気と邪気がってメモしてますよね笑」

40人の前ですかさずツッコミを頂いた。

 

 

この言葉が響いた理由は、僕の2面性にある。

 

仕事は好きだし、たぶん得意な方である。

でもそんな界隈に集まる人ほど、

「邪気と邪気で勝負してる」人が多い。

 

その空気感が僕はどうも合わないのである。

就活のグルディスでそんな人を見ると、

「はいはいどうぞどうぞ主張してくださいな」

的な感情が芽生え、一歩引いてしまう。

 

なんだかんだ仕事に注力してるのも、

自分の不安感を拭い去るためにしか過ぎない。

 

理想は、自然の中で隠居したいのだ。

現実は、都会のど真ん中でもがいてたりする。

 

そんなこんなで仕事に熱中していると、

頭の中がビジネス脳になっていく。

 

休日も仕事のことばかり考えるし、

足りない知識を埋める勉強もする。

次第に成果が目的と化す。

 

今日はそんな脳がリセットされた気がした。

自分が良いと思うものを良いという。

自分の感じた感情にウソをつかない。

 

邪気と邪気の勝負の中で流されそうになる。

でも、僕は自分の軸を見失いたくはない。

 

 

 

3.脳をアップデートし続けて

 自分の軸を見失わない。

そのためにも、様々な感情を大切にしたい。

 

旅に出て、その土地特有の空気を感じる。

本を読んで、誰かの人生を追体験する。

街を走って、自分自身心と対話する。

 

脳が固定概念にさらされないように、

色んな刺激を与えていきたい。

 

この対談の初っ端で感じた違和感のように。

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↑高木さんのサイン、可愛い。

 

塩谷さん、初めての出会いは下北沢。

邪気のなさが、僕の思考とマッチする。

ひたすらエモな感情に襲われた。

 

だから今日の参加も迷わず決意。

自己啓発が刺さらない僕にとっての、

ロールモデルの1人なのである。

 

fin

アソビとシゴト、どっちが楽しいですか?

毎回受験(就活)終わるたびにいわれる

「お、これでたくさん遊べるな!」

「あ、はい、、、。」

 

 

僕、分からないんです。

仕事と遊びの境みたいなものが。

 

いや、僕、思うんです。

仕事の方が楽しくないですか。

 

フッ重もそのせいなんです。

 

「仕事なんかしてないで遊ぼうぜ!」

「いやいやいや、違うんだって、、」

 

何度こんな思いをしたことでしょうか。

 

ということでプレゼンテーションたいむ。

あれ?もしかして仕事の方が楽しいかも?

そう思っていただけたら幸いでございます。

 

(ここでは学生の勉強=仕事と定義)

 

 

 

 

1.遊びの何が楽しいのか

別に否定してる訳じゃないんです。

僕は普通に遊びも好きです。

ということでまずは前提を確認しましょう。

 

遊びの楽しさとは?

①会話

基本的にはこれでしょう。

何をするにしても会話はつきもの。

たわいのない会話で盛り上がる!

 

②承認

なんか充実している気になりますよね。

友達に誘われて。あ、私好かれてる!

インスタに投稿して。あ、私イケてる!


③好きなことができる

遊びといえばこれも大きい。

嫌いなことはやらなくてOKです。

 

④結果に追われない

仕事と比較したらこれも大切。

目標達成なんてアリマセン。

 

➄ストレス発散

酒飲んでイェーイ!

カラオケでうぇーい!

スポーツで爽快っ!

 

⑥達成感

ゲームをクリアした時のあれ。

なんとも言い難い喜びがありますな。

 

⑦仲間ができる

一緒に遊んだらミンナトモダチ!

趣味が合えばミンナトモダチ!

 

こんなところでしょうかねえ。はい。

 

 

2.別に遊びじゃなくて仕事でいい説

で、僕気付いてしまったんですよ。

これ全部、仕事でもいんじゃない?と。

しかも、お金まで貰えるらしい。仕事、最高!

 

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(少しばかりの屁理屈にお付き合いください)

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①会話

遊びって目的がないじゃないですか。

趣味が違うと、話せない。

話題が合わないと話せない。

これはコミュ障にはお辛い。

 

で、仕事の会話は職場共通。

1つの同じ目標が決まっています。

会社のファンが集まったようなもの。

これで話題に困る心配もナシ!

 

②承認

遊びって意外と大変なんですよ。

だって人によって価値観が違うんだもの。

普通にしてたら、「つまらないね」

そんなことのよくあるお話。

 

仕事?数値さえ出せば即褒められる!

例え結果が出なくても、

ひたむきにやってれば評価してくれる。

ああ、分かりやすくていいじゃないか。

 

③好きなことができる

遊び、大体お金が必要じゃないですか。

いちいち高い。しかも1回きり。

 

仕事、なんとお金が貰えるらしい。

しかも種類も豊富で選び放題!

空前絶後の売り手市場!

1つくらいは合う仕事があるでしょう。

 

④結果に追われない

いやいやいやいやいや。

結果に追われてゲームしてるでしょうが。

ミスったらイライラするでしょうが。

 

友人との遊びはもっと大変。

遊びってだけで「楽しませなきゃ」

そんなプレッシャーに追われる始末。

 

ついでに遊びにお金を使っても、

楽しまなければ!みたいなプレッシャーが。

 

仕事とあまり変わりませんよねえ。

でも仕事は結果出したら報酬が!

 

➄ストレス発散

ストレスの原因が仕事だとしましょう。

もし遊びでパーっとしても、、、?

また溜まってしまいますよね。

 

もし、ちょっと仕事頑張って乗り越えたら?

もう再発はしないのです。拍手!

 

⑥達成感

純粋な疑問なんですけど。

遊びやゲームで味わえる達成感。

仕事か勉強でよくないですか。

 

世の中の人はみんな遊び好き。

だから仕事はブルーオーシャン

みんながやらないことコツコツやれば、

意外とそれだけで成果は出るものです。

 

⑦仲間ができる

仲間って共通言語が必要じゃないですか。

仕事は勝手に共通言語がそろってる。

あ、はい。議論終了。

 

 

3.消費と投資

で、決定的な遊びと仕事の違い。

それがこれ。

 

遊びは消費。

仕事は投資。

 

例えば、大学時代にやっていた塾講バイト。

 

僕:お金貰える×楽しい

生徒:偏差値上がる

教室:利益出る

 

おこがましい話をすると、

僕(バイト誰でもいいけど)が働けば、

みんなハッピーになる訳ですよ。

何かを生み出しているわけです。

 

因みに塾講バイト

好きな勉強という話題で自由に話しつつ、

感謝もされるし達成感も味わえるし、

それなのにいつの間にか稼げるのです。

 

一方で、遊び。

時間とお金を消費して楽しみを買う。

でも、その思い出はその場限り。

 

 

4.結論、どうですか?

どうですかね。

これでも仕事は嫌なもの。

遊びは楽しいもの。

そんな常識は抜けないのでしょうか。

 

仕事や勉強が楽しくないのも。

ちょっと成果が出ないとか、

人間関係が良くないとか、

そんなんが主であって。

 

少し踏ん張ってその辺なんとかすれば、

遊びで得られるもの大体得られる。

そんな気がするんですよ。

 

だから意識高い訳でもなんでもない。

夜更かししてゲームするのも、

早起きして会社に向かうのも、

別に根本は変わらんでしょう。

 

 

それともやっぱり僕、非常識なんですかねえ。

負をぶつけてみました

好きを仕事にしよう!

ワクワクする仕事をしよう!

毎日を楽しく生きよう!

 

 

うーん、刺さらない。

そもそもワクワクってなんだよ。。。

  

そりゃ楽しく生きたいけどさ。

逆に楽しくない毎日はダメなんですか。

 

別に社会を変えようと思わないし、

自分を犠牲にして成し遂げないこともない。

 

 

僕のエネルギーは大抵負だ。

 

人よりできないことが多く、

負の感情を抱くことが多い。

 

もう社会人6か月目になるのに、

電話対応ですら多大なエネルギーが飛ぶ。

 

ただ、負があるたびに消し去ろうと思う。

きつくて居ても立っても居られないからだ。

 

学校と塾の拘束された学びに負を感じて、

受験はほぼ全て独学でやってのけた。

 

たまに現れる行動力も全部負が原点。

価値と自由を失った自分が怖すぎるのだ。

 

意識高く見られる時もあるかもしれないが、

結婚して温和に暮らせたらそれでいい。

 

強いビジョンも競争欲もある訳ではない。

それでも何故か人並みには行動できている。

 

それくらい負のエネルギーは痛烈だ。

そうやってここ23年生きてきた。

 

ただ、無駄に消耗する日常を通して、

ふと思うことがあった。

 

いつかは正のエネルギーを武器にしたい。

そっちの方が成果も出るのではないか。

 

ただし、現実は甘くない。

何度か試みたがしんどくなるだけだ。

 

そんなことばかり考えていたこの頃。

近くという理由で塩谷さんの講演に参加した。

 

 

結論、久しぶりに心が動かされた。

それは僕に通ずるエネルギーを感じたからだ。

 

「この方はたぶん負を源泉にしてる」

「それでなお力強さを兼ね備えている」

 

2時間の講演後、実際に聞いてみた。

 

「私、意識低い系だからね」

「負がなかったら何もしないと思います」 

 

これだよ!!!

ここ最近の悩みが晴れた気がした 。

 

そしてこの機会に書こうと思った。

クオリティよりリアリティのある負を。

 

長くなりましたがこれから本編。

 

 

 

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1.情報過多時代の自由と孤独

 

現代社会は情報社会だ。

大抵のことはネットに書いてある。

 

そしてこの情報社会が暴いたのである。

 

 

そう、幻想を。

 

 

いい高校に入れば幸せ。

いい大学に入れば幸せ。

いい会社に入れば幸せ。

たくさんお金があれば幸せ。

 

そして、何より豊かになれば、幸せ。

全部、幻想だったのだ。

 

30年前より遥かに物質的に豊かな現代。

それでもなお、多くの人は悩んでいる。

 

ヤリタイコトガワカラナイ

それもそうだ。今の世の中は自由過ぎる。

 

ジブンニジシンガナイ

それもそうだ。SNSで立ち位置が透ける。

 

 

豊かにさえなれば上手くいく。

自由にさえなれば上手くいく。

便利にさえなれば上手くいく。

 

そんな幻想、なかったのだ。

 

いや、正確に言えば昔もなかったはず。

ただ幻想を追うことで動機付けられた。

そんな側面はあったと思う。

 

対して今はどうだ。

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成長するのが楽しいぞ!!!

今の自分を肯定しよう!!!

好きを仕事にしよう!!!

仕事は手段でしかない!!!

学歴なんていらない!!!

とりあえず大学は行っとけ!!!

やりたいことを貫け!!!

会社の言うことを聞け!!!

 

数多くの成功者は俺が私が正しいと

言わんばかりの顔をしている。

 

そんな顔が見えてしまう情報社会。

そんな話を聞いて迷子になる。

 

そして迷子の若者に次々に襲い掛かる。

「ほら、こっちきなよ」

「いや、こっちだよ」

 

もう無理だと涙を流す。

「最近の若者はメンタルが(ry」

 

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そう、1つの正解が存在しないのだ。

全員に認められることが不可能なのだ。

 

やりたいことを発信してみる。

そして出る杭は打たれる。

クソリプが飛んでくる。

 

SNSを見てみる。

友人のinstaには100いいねがついている。

自分のinstaは10いいねしかついていない。

 

開きすぎているこの世の中で、

自由過ぎるこの世の中で、

自我を保つのは難しいのかもしれない。

 

 

 

2.これからのSNSに求められるもの

 

分かった。今の時代、解が無数にあるのだ。

少しポジティブに考えてみよう。

 

無数のヒーロー

そんなコンセプトを設計してみる。

 

 

例えば、100人中99人がAと答える問いに、

1人だけBと答えていたとする。

 

自分は間違いっているのではと不安になる。

 

そんな時目の前のインフルエンサーが、

私はBだと思うよ!って言っている。

 

その瞬間、何だか救われた気持ちになる。

自分の出した答えは間違いじゃなかった!

そうやって少しずつ自己を肯定していく。

 

こうして、似た世界観の人と繋がれる。

自分にとってのヒーローが現れる。

自己投影を通して自分を肯定する。

 

 

100倍多様な生き方が求められる社会。

その勢いは留まることを知らない。

 

でも100倍の人と繋がれる社会だ。

色んな人の価値観に触れることで、

きっと自分に正義にたどり着くはず。

 

別にインフルエンサーじゃなくていい。

あなたと同じ価値観で堂々と生きてるよ。

それだけでヒーローになれるのだ。

 

そして誰かのヒーローにとってのファンも、

きっとヒーロー的な存在に違いない。

 

そうやって相互承認を満たしていく。

少しずつ孤独が癒えていく。

微かな希望を持てるようになっていく。

 

もしかしたらそこから派生して、 

その集まりでコミュニティが形成され、

小さな経済圏が形成されるかもしれない。

 

そんな青写真を描いているからこそ、

僕はメディアの可能性に賭けてみたい。

感じたリアルを発信していきたい。

発信できる場を作っていきたい。

 

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負を力に変えていく。

リアリティを発信する。

ルールばっか守っててもダメ。

 

中々伝わらない僕の3つの正義を、

塩谷さんは持っていた。

 

それだけで救われた気がした。

それだけで殻を破れた気がした。

 

 

一見当たり前のことかもしれない。

 

でもきっと箕輪さんや田端さんなどに

全く同じことを言われても響かなかった。

(決めつけは良くないですが)

 

言葉では伝えられない繊細な感覚だけど、

この感覚だけには自信がある。